雨上がりの岩稜をアサヨ峰へ
天候不安定で毎日夕方からは雷雨予報の中、長衛小屋にテント泊(1980m)~栗沢山(2714m)~アサヨ峰(2799m)を歩いてきました。
この日も夕方から夜中は降雨たっぷり、しかし行動時間中は時折青空も現れて歩き易い気温の一日でした。
栗沢山への苔むしたコメツガの樹林は急登で滑りやすい、2500mを越えた辺りから植生も変わり巨岩を乗り越え甲斐駒の眺望が圧巻。
その後のアサヨ峰への岩稜はハイマツのミックスでアップダウンが続き三点支持で慎重に。
時折りハクサンシャクナゲやコケモモ、コイワカガミ、モンローリップ(マリリンモンローの唇のような地衣類)の群生に足を止め癒されました。
ハイマツは雄花の花粉飛散が最盛期でした。。。

越後駒ヶ岳 駒ノ湯登山口から
普通は枝折峠から登るのですが、枝折峠への道は道路崩壊で行けず、駒ノ湯登山口から登ることにしました。駒ノ湯登山口から小倉山までは静かな山歩きでしたが、急登の連続、暑さと湿度にやられて、熱中症気味に。石抱橋コースにすれば良かったかとの考えが頭をかすめました。ですがどちらも暑くて大変だった様です。小倉山からは雪渓を三個所渡り、前駒に。ここまで来ると、駒の小屋のアンテナが見え、気合いを入れ直しました。小屋手前は直登ルートで岩を登ります。左から巻くことも出来ますが、途中雪渓を渡ることになりますが、先日事故があったそうです。岩を登り切ると駒の小屋に飛び出しました。暑くて放心の呈。小屋前に引かれている水はなんと冷たくて美味しいのでしょう!力を貰いました。十分な休息後、小屋に荷物をデポして、雪渓を登り山頂へ。山頂は独り占め、コーヒーを沸かしてまったりしました。駒の小屋で小屋番さんからビールを購入、更に山開きで配る記念の御守りを頂きました。ラッキー!
小屋番さんは下山、他に客も無く、小屋は二人占め。夜空の星を楽しみました。北斗七星、さそり座等見ることが出来ました。翌日は同ルートを下山。
大変でしたが、思い出に残る楽しい山行となりました。

険谷 巳ノ戸谷
巳ノ戸谷は奥多摩の鷹ノ巣山と日影名栗山の北面に端を発し日原川に注ぐ、谷という名に恥じない険谷。「忌山の悪場」といわれるゴルジュを核心に標高1200m付近のワサビ田跡まで多くの滝を架けており、沢登りの醍醐味と難しさが凝縮するコースです。この日は水量が多く難はアップしてました。ガイド本では1級上ですが、忌山の8m滝や下山路の悪さを勘案すれば、総合グレードは中級、遡行グレードは2級と感じました。
多摩川を表銀座とすれば、傍流の日原川は広葉樹と照葉樹が混交する万緑の森に守られた静寂な域で俗化の蚕食が僅かな裏銀座コースではないでしょうか。基点となる八丁橋界隈は急峻な地形に多くの山道が通っています。巳ノ戸谷左岸の仕事道も同様で、躓いて転がろうものなら、奈落の底へ一直線です。
日原川の上流部は、通らずの大ゴルジュを有する唐松谷や美渓の大雲取谷、長沢背稜に至る長沢谷や日影谷など魅力あるルートが多くあります。日帰りでも可能ですが、渓中泊で深山を味わうのも一考かと思います。

梅雨晴れ間 飛行機雲と 五丈岩
関東地方ではまだ梅雨は空けていませんが、夏空のような青空には飛行機雲と五丈岩。
今年の集中山行・金峰山(2599m)を大弛峠からのピストンで下見してきました。
いくつかある金峰山へのコースの中で、このルートは短時間で登頂出来ますがアクセスがネック。
今回は単独だったので早朝に家を出ることが出来たけど、集中山行ではそれは難しいです。
時間を追って登山者は次々と上ってこられる、人気のコースですね。
下界では30度越えの猛暑の中、山中は涼しく快適でした。

名峰 守門岳
2日目は魚沼の名峰・守門岳へ。綺麗なトイレと更衣室が完備された保久礼の登山口から守門大岳を目指しました。キビタキ小屋までの階段が続く山道は、昨日の熱中症気味の疲れもあって少々堪えましたが、手前にある「キビタキの甘露水」をゴクゴクと補給すると、全身の細胞が活性し蘇りました。
山毛欅の木々が美しく、もちブナや瓜実のブナが林立する景色には、しばし見惚れるほどで、まるで傾城の森のような美しい風景が続きます。道中、ヒメサユリ、サラサドウダン、ウラジロヨウラク、イワカガミなどの花々が山道の添景として咲き誇り、目を楽しませてくれました。
大岳の頂から少し歩くと守門岳の最高峰袴岳へと続く非対称山稜が姿を現します。その稜線には残雪がデコレーションのように点在し、まるで絵に描いたような絶景を堪能できました。さらに連綿と続く下田や河内の山塊も美しく。展望の一等地といえる場所でした。

下田山塊 粟ヶ岳
粟ヶ岳は新潟県の三条市と加茂市の境にある下田(しただ)山塊の名峰で300名山の一つです。今回は加茂市の県民保養地から中央登山口を経て登頂しました。このコースは、両手の使用を強制される急登が続き、クサリやハシゴが連続するなど、玄人好みのルートです。登高差1100mは登山の醍醐味を存分に味わえます。
山行日は下界の温度が37度近くまで上昇し、山中も灼熱地獄のような暑さでした。雪国特有の虫も大発生し、最優先は虫対策となりました。標高1292mの頂上では、元会員の方との思いがけない邂逅も。
下山後は「美人の湯」で汗を流し、県民保養地のテントサイトで寛ぎました。

俳句ハイク(6月)新林公園
6月の俳句ハイクは藤沢市から徒歩15分の〈新林公園〉で。
元会員のIさんを講師に8名で歩いてきました。
今回の兼題は「水無月」で夏の季語、ワンポイントのアドバイスを頂きながら指折り数えて午前中は散策。
その中の古民家をお借りしての句会となりました。
・老鶯の色濃き谷にこだまする
・水無月に深きみどりの森に入る
・爪先に力の戻る新樹光
・沢流れ水面に揺れる青紅葉
・草ゆれて風吹き抜ける新樹光
・老鶯にはげまされ登一歩一歩
・梅雨草の雨を恋ひたる山路かな
・半夏生白と緑のころも着て
(以上 8名の句)

横岳・赤岳縦走~高山植物満開
梅雨の晴れ間(?)八ヶ岳の硫黄岳~横岳~赤岳の岩稜地帯を縦走して来ました。
硫黄岳山荘は新しくリニューアルして明るく清潔で気持ちよく宿泊。
天候に恵まれて青空をバックに横岳の岩稜、赤岳の縦走路が聳え立ち慎重に。
高山植物が次々と出迎えてくれて多くの登山者のお目当てのツクモグサ、ウルップソウ、色濃いコイワカガミ、ハイマツと共生するキバナシャクナゲ、ミネズオウ、ハクサンイチゲ、紫が映えるオヤマノエンドウ…etc.本当に素晴らしい。
しかしながら下山路の文三郎尾根と行者小屋からの南沢は足元悪く、こんなに悪路だったっけな~と疲れもMaxで口数も少なくなりました。

オバケ山から関八州見晴台
オバケ山と言う名前に惹かれて行って見ました。
西吾野駅からスタート。取り付きはオバケ山に繋がる尾根の端。それをヒントに探しましたが、難なく見つける事が出来ました。ここからオバケ山まではバリルートです。オバケ山にはカボチャ大王🎃がいました。
オバケ山から尾根をつめていき、関八州見晴台につながる林道に飛び出します。ここから暫く一般登山道。話に夢中になり、バリルートへの復帰のポイントを少しコースミスしましたが、直ぐに復帰。西吾野駅まで地形図とコンパスを頼りにおりました。ここはノーミス。それにしても暑かったです。これからの低山は熱中症注意ですね。

箱根・堂ヶ島渓谷のケイワタバコ
6/16 箱根・堂ヶ島渓谷にケイワタバコに出会いに歩いてきました。
ケイワタバコは西丹沢、箱根、鎌倉などの湿った岩場に見られ初夏の楽しみです。今年はバッチリ訪問時期があったようです。
箱根乙女峠で最初に見つかったというオトメアオイは塔ノ沢の阿弥陀寺の登山道に群生。
観葉植物のように美しいハコネシダはハートの形の葉裏にソーラスを付け、青緑色のコンテリクラマゴケもシダの仲間ながら美しかったです。
