梅雨晴れ間 飛行機雲と 五丈岩
関東地方ではまだ梅雨は空けていませんが、夏空のような青空には飛行機雲と五丈岩。
今年の集中山行・金峰山(2599m)を大弛峠からのピストンで下見してきました。
いくつかある金峰山へのコースの中で、このルートは短時間で登頂出来ますがアクセスがネック。
今回は単独だったので早朝に家を出ることが出来たけど、集中山行ではそれは難しいです。
時間を追って登山者は次々と上ってこられる、人気のコースですね。
下界では30度越えの猛暑の中、山中は涼しく快適でした。

名峰 守門岳
2日目は魚沼の名峰・守門岳へ。綺麗なトイレと更衣室が完備された保久礼の登山口から守門大岳を目指しました。キビタキ小屋までの階段が続く山道は、昨日の熱中症気味の疲れもあって少々堪えましたが、手前にある「キビタキの甘露水」をゴクゴクと補給すると、全身の細胞が活性し蘇りました。
山毛欅の木々が美しく、もちブナや瓜実のブナが林立する景色には、しばし見惚れるほどで、まるで傾城の森のような美しい風景が続きます。道中、ヒメサユリ、サラサドウダン、ウラジロヨウラク、イワカガミなどの花々が山道の添景として咲き誇り、目を楽しませてくれました。
大岳の頂から少し歩くと守門岳の最高峰袴岳へと続く非対称山稜が姿を現します。その稜線には残雪がデコレーションのように点在し、まるで絵に描いたような絶景を堪能できました。さらに連綿と続く下田や河内の山塊も美しく。展望の一等地といえる場所でした。

下田山塊 粟ヶ岳
粟ヶ岳は新潟県の三条市と加茂市の境にある下田(しただ)山塊の名峰で300名山の一つです。今回は加茂市の県民保養地から中央登山口を経て登頂しました。このコースは、両手の使用を強制される急登が続き、クサリやハシゴが連続するなど、玄人好みのルートです。登高差1100mは登山の醍醐味を存分に味わえます。
山行日は下界の温度が37度近くまで上昇し、山中も灼熱地獄のような暑さでした。雪国特有の虫も大発生し、最優先は虫対策となりました。標高1292mの頂上では、元会員の方との思いがけない邂逅も。
下山後は「美人の湯」で汗を流し、県民保養地のテントサイトで寛ぎました。

俳句ハイク(6月)新林公園
6月の俳句ハイクは藤沢市から徒歩15分の〈新林公園〉で。
元会員のIさんを講師に8名で歩いてきました。
今回の兼題は「水無月」で夏の季語、ワンポイントのアドバイスを頂きながら指折り数えて午前中は散策。
その中の古民家をお借りしての句会となりました。
・老鶯の色濃き谷にこだまする
・水無月に深きみどりの森に入る
・爪先に力の戻る新樹光
・沢流れ水面に揺れる青紅葉
・草ゆれて風吹き抜ける新樹光
・老鶯にはげまされ登一歩一歩
・梅雨草の雨を恋ひたる山路かな
・半夏生白と緑のころも着て
(以上 8名の句)

横岳・赤岳縦走~高山植物満開
梅雨の晴れ間(?)八ヶ岳の硫黄岳~横岳~赤岳の岩稜地帯を縦走して来ました。
硫黄岳山荘は新しくリニューアルして明るく清潔で気持ちよく宿泊。
天候に恵まれて青空をバックに横岳の岩稜、赤岳の縦走路が聳え立ち慎重に。
高山植物が次々と出迎えてくれて多くの登山者のお目当てのツクモグサ、ウルップソウ、色濃いコイワカガミ、ハイマツと共生するキバナシャクナゲ、ミネズオウ、ハクサンイチゲ、紫が映えるオヤマノエンドウ…etc.本当に素晴らしい。
しかしながら下山路の文三郎尾根と行者小屋からの南沢は足元悪く、こんなに悪路だったっけな~と疲れもMaxで口数も少なくなりました。

オバケ山から関八州見晴台
オバケ山と言う名前に惹かれて行って見ました。
西吾野駅からスタート。取り付きはオバケ山に繋がる尾根の端。それをヒントに探しましたが、難なく見つける事が出来ました。ここからオバケ山まではバリルートです。オバケ山にはカボチャ大王🎃がいました。
オバケ山から尾根をつめていき、関八州見晴台につながる林道に飛び出します。ここから暫く一般登山道。話に夢中になり、バリルートへの復帰のポイントを少しコースミスしましたが、直ぐに復帰。西吾野駅まで地形図とコンパスを頼りにおりました。ここはノーミス。それにしても暑かったです。これからの低山は熱中症注意ですね。

箱根・堂ヶ島渓谷のケイワタバコ
6/16 箱根・堂ヶ島渓谷にケイワタバコに出会いに歩いてきました。
ケイワタバコは西丹沢、箱根、鎌倉などの湿った岩場に見られ初夏の楽しみです。今年はバッチリ訪問時期があったようです。
箱根乙女峠で最初に見つかったというオトメアオイは塔ノ沢の阿弥陀寺の登山道に群生。
観葉植物のように美しいハコネシダはハートの形の葉裏にソーラスを付け、青緑色のコンテリクラマゴケもシダの仲間ながら美しかったです。

西丹沢の名瀑二選
足尾の松木川を沢登りする予定でしたが天候不良のため、西丹沢に転進しました。下棚沢と本棚沢としたものの、当地も雨雲がどっさり、やむなく両滝の観瀑に変更となりました。
畦ケ丸の東面にある落差40mの下棚(しもんたな)と写真の落差70mの本棚(ほんたな)は、西沢の東海自然歩道沿いから僅かな距離にある瀑布です。今回は水量多く豪快な雄姿を望むことができました。丹沢は大滝の宝庫です。安全管理を第一に滝巡りも楽しいものです。

御坂山塊・釈迦ケ岳
入梅直後、御坂山塊・釈迦ケ岳(1641m)を周回で歩いてきました。
薄曇りの一日で富士の眺望を得られませんでしたが初夏の花々が所々に、平日で出会う登山者も少なく静かな山を楽しみました。
頂上近くはロープの張られた岩場の急斜面が続きちょっぴり緊張しながら。
標高1300mくらいの森林には真っ白なクサタチバナの群生が映えていました。

残雪残る仙丈ヶ岳、厳しい岩稜の甲斐駒ヶ岳
6月初旬の甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳を登頂しました。6月なのに仙丈ヶ岳は滑り止めが必要な残雪があり、さすが3000m超の山頂を感じさせました。甲斐駒ヶ岳は駒澤峰から厳しい岩稜と鎖場の連続。その通行中に遭難捜索ヘリがやってきて、「滑落遭難者を探しています」との呼びかけ、厳しい上にさらに緊張感をもたらす山行でした。
