クロス山行 三ツ峠山屏風岩
クロス山行3日目は三ツ峠山にある屛風岩へ。岩場はGWで空いており好きなところで自由に取り付くことができました。
ザイルワークの確認後ペアーを組みリュックを背負ってマルチの練習。沢登りの水平移動と違い垂直的なそれは引力を感じる高度差の岩トレとなりました。
帰路葭池温泉で汗を流し地元の名店へ。トンカツ定食と吉田うどんが流し込まれたお腹は引力感じるほど膨らみました。
クロス山行 大菩薩嶺小室川谷
GW後半は2泊3日で沢登りと岩トレのクロス山行へ。最初の2日間は丹波川の三条新橋を基点にco1120mで泊り、沢と100名山を周回した。
小室川谷は多摩川の源流域にあり大菩薩嶺の東面に端を発する堰堤が一つもない珠玉の渓。見所はS字峡、小室ノ淵などのゴルジュと雨乞ノ滝を越した先にある40mの大ナメ滝だろう。興味尽きない渓相で訪れた者を魅了しつくし大菩薩嶺に至る。
泊場ではビールの生け簀から缶を吊り上げ乾杯。盛大な焚火を熾し、ビリー缶で飯を作り、タープの下で蚕となった。
奥多摩 軍刀利沢
沢登りが始めてもしくは数回の人を対象者に、あきる野市にある軍刀利沢へ。生藤山の北面 に端を発し秋川の支流矢沢へ到達する沢。グレード1級上でやや登攀要素が強く、入門の沢をいくつか経験してからこの沢にチャレンジするとステップアップできると思います。
10代を含む総勢7人。天気に恵まれましたが、季節は4月で芽吹きの時期。水温低く腰まで浸かる場所も数か所、テルモスのお湯と日向ぼっこが必要でした。それでも中盤にある核心部付近で滝の洗礼を受けたころから皆々慣れてきたような感じでした。
最後の大滝を登り終えたところで大休憩。ラーメンやホットドリンクで皆々体を温めてました。詰めは軍刀利神社と軍茶利山の暗部へ。下山は長尾尾根から熊倉林道経由でゲート前にある駐車場に戻りました。
いざ、大人気の八重山へ
グラウスの皆さんに大人気の八重山に行ってきました。
一応、虎尾山~能岳~八重山をゆっくり、のんびり周回しても13:00にはバス停に下山。
山中にはキンラン、ギンラン、エビネ、フデリンドウなどが咲き、クジクシダも清々しい。展望台からは富士山をはじめ周辺の山々もスッキリと・・・季節を代えてもまた訪れたい山でした。
ネパール・マルディヒマールBC(4450m)
ネパールの山々に大先輩の皆さん(3人)と山中9日間の長い山行に参加して来ました。。
4月がシャクナゲ等の花が一番美しく、天候も安定しているとのこと。このコースは現地山岳民族がヤクや水牛を遊牧しながら涼し所を求めて標高を上げていくための石段が果てしなく続いています。しかし良く踏まれていて、私にとっては富士山の登山道より遥かに歩きやすいと思いました。標高3,500mのハイキャンプまでは5mくらいはあるシャクナゲの巨樹の原生林が続きその中にマグノリア(タイサンボク)の白い花が美しい。サクラソウもボンボリのように丸い球状になって咲いて可愛らしい。
その3,500mのハイキャンプに到着直後、私は喉の痛みに咳と鼻水が止まらずダウン。皆さんより一日遅れて目的のマルディヒマールBC(4,450m)へ到達しアンナプルナ南峰からマチャプチュルレの雄大な眺望に出会うことが出来ました。毎日午後は暴風雪、霰で大荒れの天気、山中では一人の日本人女性と会話が弾みましたが、その他はあまり登山者と会うことも無く、総じて静かな山行でした。食べ物は全て美味しく、注文を受けてから圧力鍋でご飯を炊くダルバートも美味しかったです。
鳳凰三山
鳳凰三山を縦走。一度夜叉神から登頂しようとしたが雨に阻まれ撤退した苦い思い出の場所。今回は、ドンドコ沢~鳳凰小屋~鳳凰三山~中道と言うコースにした。快晴に恵まれた山行で山頂からは大パノラマを堪能した。今年は雪が少ないと言われているが、50cmの残雪もあり苦労しながらの山行だった。
春、積雪期の燕岳
実に何年ぶりだろうか、積雪期の燕岳は。この時期に大天井岳、常念岳と縦走したとき以来だろうか、だとするならばかれこれ7年前だ。今年、グラウスのメンバーと話す中で燕岳に行こうと盛り上がり行くことを決定した。合戦尾根は雪を戴いた表銀座や鹿島槍、針ノ木、振り返れは富士山と飽きることのないルートでmy favoriteだ。この時期は尾根通しに登り、燕山荘の冬季小屋から回り込む。
前夜の降雪のため(麓は雨)、空気が澄んで遠くまで見通せ、絶景を楽しみながら、登った。ここ数年covidで足が遠のいていたがいつ来ても素敵でした。
丹沢 弥七沢左俣
ウォーターウォーキングを除くと実に9か月振りの沢登り。天候とヒルに翻弄され計画段階で二転三転し漸く辿り着いたのが西丹沢の弥七沢。玄倉川(大川)の支流小川谷のさらに枝沢となる。バリルートで歩かれている大杉山山稜の東面に位置する沢で、他に隣の小割沢が比較的登られているところ。
弥七沢は短いながら左俣中俣右俣と山襞に扇を広げ、絶妙な滝が多く架かる。複雑な詰めを有し、進路を誤ると弥七の風車が飛んできそうな「山椒は小粒でもピリリと辛い」沢。
今回遡行した標高585mにある左俣は水流なく地形図と晩めっこしないと通り過ぎてしまうほど出合はショボい。ところが源頭まで滝の連続で、ピリリと辛い登攀力を求められる。詰めもチェーンスパイクが有効な蟻地獄となる。
下山は小割沢乗越から小割沢左岸尾根を。標高600mから弥七沢右岸尾根を下降。最後は3ピッチの懸垂下降で弥七沢の入渓点に戻りました。その後丹沢湖畔の落合館で汗を流し、定宿とする世附川ロッジで焚火を囲み懇親会。密度濃い一日となりました。
春の水鏡
ただいま、穂高。キラキラの水に、柔らかい緑のフキの花。出会って30年目の春だよ。グラウスは出来て40年なんだって。今年もみんな元気に山へ行けるといいね。