南八ヶ岳 真教寺尾根~赤岳~権現岳
南八ヶ岳の最強岩稜コース 真教寺尾根~赤岳キレット~権現岳を踏破してきました。険しい岩稜を歩き、数えきれない数の鎖場を越え、最後は権現岳への長い長い61段の梯子を登りました。キレットの底から見上げる赤岳の岩峰のカッコ良かったこと!途中、たくさんの高山植物に励まされた山旅でした。

八ヶ岳・編笠山
他の山行が高速道路の事故通行止めにより八ヶ岳・編笠山に転進してきました。
薄曇りながら暑さの中、観音平(1580m)から編笠山頂上(2523m)へ。目の前には八ヶ岳連峰がデ~ンと。
下山路は青年小屋経由の周回道です。テンバには数張りのテントが残っていました。編笠山の大きな岩の隙間には濃いピンクのイワカガミがあちこちに見られ、足元のミツバオウレンや樹海の中のレンゲツツジも鮮やかで、当初の山には行けなかったけれど、南八ヶ岳の端っこを楽しんできました。

奥秩父 東沢釜ノ沢東俣
僥倖と呼ぶべき梅雨の晴れ間に日本百名谷を堪能できた。水量多く要所で苦労したが、変わらず珠玉の渓で歓声が止むことはなかった。
女性陣は渓中泊、タープ泊、焚火で作る沢飯と初めてづくしながら、重いロープを交代で持つなど終始リーダーをフォローしてくれた。冒険の書に新たな1ページを刻まれたようで内容濃い48時間となったようです。食当のご飯はまたもや完璧でした。

当たり年
今年の上高地はツツジ類の当たり年のようだ。1か月前はホンシャクナゲが山を覆っていた。今はレンゲツツジが沸き上がるように輝きを放っている。

グラウス登山学校実践山行 第2回読図山行
一縷の望みをかけ中央東線の某駅に集合したものの、降りしきる雨には勝てず、校長先生より「読図山行は中止とし、ハイキングに必要なロープワークに変更します」との号令が掛かる。
一汗掻いて近隣の公園に移動後紫陽花咲く緑濃い公園のあずま屋で登山学校テキストに沿ってロープワークの講習となった。クライミングや沢登りと違いハイキングは殆ど装備が無いに等しい。
グラウスの基本装備のロープやスリング、カラビナ等最低限の装備でできる訓練を実施した。
基本装備:スリング60と120、カラビナ2(環付含)、ロープ (リーダー持参)
テキストに沿って
【ハーネス】
①簡易チェストハーネス作成 (120cmスリング)
【結び方】
②エイトノット (中間と末端)(ロープ)
ダブルフィギュアエイトループ(レスキューで使用)
③ プルージックノット (60cmスリング)マッシャー (おまけ)
④クローブヒッチ (マスト結び)(ロープとカラビナ)
⑤ムンターヒッチ (半マスト結び)(ロープとカラビナ)
【実践】
*傾斜地のトラバース
柱と柱の間に掛けたロープを使いトラバース
①を作成し環付カラビナを付ける。
ロープに③をセットしカラビナを掛け横ばいで右へ移動
*セカンドの確保
トップが後続を確保するシステム
⑤による簡易確保システム作成
忘れない内に復習あるのみ。これ上達への近道なり。

ヒメサユリ咲く粟ケ岳
ピンポイントの梅雨の晴れ間にピンクで清楚なヒメサユリに出会いたく、新潟県〈粟ケ岳〉に前泊日帰りで行ってきました。
加茂市の水源地から入山、雨上がりの急登にはハシゴやロープが何か所もありひたすら登る。そして気が付けばセカンドを歩いていた人の手には丸々と太ったヤマビルが・・・「なんで手にヤマビルが??」ですが、たぶん木の根を掴んでよじ登っていた時にゲットしてしまったのでしょう。塩漬けにして処分しました。
ヒメサユリは6合目あたりから次々と現れその清楚な姿に大感激。他にもツルアリドオシから始まり、イワカガミ、オオバキスミレ、マイヅルソウ、ツマトリソウ、サラサドウタン、ウラジロヨウラク、リョウブ等々たくさんの花や芽吹きに応援されて登頂しました。途中の登山道からは角田山、弥彦山、守門岳等も遠望されたが薄曇りのため佐渡島、越後三山までは観れませんでした。
とにかく滑りやすい赤土のアップダウンの登山道のため気を付けて歩いていても数回はみんなで尻もち、そして虫刺されなどもありましたが無事に下山。美人の湯に立ち寄る時間を節約してキャンプ場で着替えだけしての帰宅となりました。

グラウス登山学校机上講習 第2回地形図を読む
講習室にて「皆さん席をお立ち下さい。今皆さんは教室の壁という霧で視界ゼロの中におられます」「さて、小田急線の町田駅はどちらの方向でしょうか。各々思う方向を指で示して下さい」
講習生の指さす方向は人それぞれだ。
「それでは正しい方向を、町田の地形図とコンパスで確認してみましょう…」こんな感じで講習がスタートした。
登山でよく使う、「山と高原地図」は五万の一。国土地理院の「地形図」は二万五千分の一。目的によって使い方は変わるものの、地形を読みながらの山行で使い勝手は悪い。
そのため歩くルートを拡大した地形図を用意し、水線、尾根線、標高、地名ほかいろいろな情報を書き込みオリジナルの地形図を作ると大変重宝する。
時間の関係で足早な説明となったが、講習生の皆さまはどのように感じとられただろうか。復習と実践こそが身に付く第一歩。継続は力なり…。同期という仲間作りを含め、すべての机上と実践講習に参加することが大事なことではないでしょうか。

梅雨晴間の甲武信ヶ岳
梅雨晴間、甲武信ヶ岳に行ってきました。シラビソの原生林を抜けて千曲川の源流を辿りメンバー全員で山頂を踏みました。

尾瀬ヶ原
尾瀬ヶ原へ行ってきました。
当日の気温は18℃で爽やかな1日でしたが5月末には霜害で水芭蕉が
やられたり最高気温が14℃と寒い日があったりと大変だったようです。
当日は霜害後に成長した水芭蕉が白色の姿を見せていました。

登山学校実践 第1回塔ノ岳ボッカ
登山学校実践編第1回目は塔ノ岳ボッカ。大雨一過の上天気、
丹沢ボッカ駅伝開催日とも重なり開山祭のような賑やかさのなかペットボトル等を各々持参し大倉のバス停に参集した。
リュックの重さは11~20キロとそれぞれの体力に見合う決して無理しない程度の重量。スタート、ゴールと各ポイントで脈拍を計測しながら、咽喉の頂を目指した。
まるで箱根駅伝の山岳区間のようなボッカ駅伝を見守る関係者や応援隊もおられたせいか、一人の脱落者もなく、尊仏山荘に100リットルの水を届けることができました。
大倉バス停から塔ノ岳は往復約16キロ、標高差は約1200m。 それは富士山5合日と山頂の標高差と変わらず。通称バカ尾根と呼ばれる大倉尾根であるが、ルート上に山小屋とトイレも整備され初心者が歩荷訓練するには適するルートであると感じた。
次回はコンパスの使い方とオリジナルの地形図作成する机上講習のあと「地図読み」の実践山行が計画されている。兎にも角にも天候に翻弄されない週末を願い各自スキルアップされることを希求してやみません。
