白馬三山~不帰の嶮~唐松岳
北アルプス・白馬大池~白馬岳~不帰の嶮~唐松岳~八方を歩いてきました。
奇跡的な4日間の晴天に恵まれて不帰の嶮では360度の大展望、剣岳・立山・白山・朝日岳・富山湾などの遠望もバッチリ。
天狗の大下りから始まり2峰北峰・南峰などの岩稜クサリバの連続はテンションもアップ、慎重に楽しく歩き抜けることが出来ました。
唐松岳の頂上にアリのように見えていた人影が徐々に近づきその頂上に立ち、歩き通した長い縦走路を振り返った時は感慨ひとしお。
鏡のような八方池では白馬三山が青空を背景に美しく映えていました。
すれ違う人も少なく、落石の心配も無くてラッキーでした。
そして入山者は単独行が多いのも少しショックでした。
陣馬山、堂所山、景信山
一ノ尾根から陣馬山に登りました。天気予報は朝から晴れのハズが曇り☁。前日の雨のせいか登山道は泥濘んでいました。山頂付近はガス。どうやら前日までの雨が水蒸気となり陣馬山付近に溜まっている様子。それでもお昼近くに景信山につく頃には、青空となりました。景信山から遠望がききました。
南ア 大武川~甲斐駒ヶ岳 その2
前日夕刻再び雨となり11時間カイコ状態で3日目の朝を迎える。折角乾いた沢道具とテントはずぶ濡れ。乾かす時間もなく、リュックの肥やし状態で甲斐駒を横断することに。「朝霧は晴れ」のことわざ通り甲斐駒ヶ岳山頂は風雨一過の極上の天気に恵まれた。黒戸尾根から桑木尾根で基点Pに戻りましたが肥やしがプラスされたリュックは重さ推定25キロ。累積標高差3000mを飛脚した最終日の11時間労働はさすがに堪えた。帰路おじろの湯で汗を流し、サーバーで大ジョッキノンアルビールが飲めるレストランじんぐうでお腹を満たし帰京した。
南ア 大武川~甲斐駒ヶ岳 その1
9月の3連休で計画した早出川ガンガラシバナは天候不良のため中止。予備計画で8月流れた南アの大武川に進路をとる。近くに美渓で有名な尾白川渓谷があるように甲斐駒が岳から展開するビック渓谷はどれも出色の出来栄えで大武川も同様でした。
登れないつるつる大滝が多く観瀑系の沢ですが白眉で圧巻。特に中間部にある滝(写真)と地形図にあるヒョングリ滝は自然が作り出した恍惚たる滝でした。
2日目は朝から小雨。スクリーンモードの遡行となりco2000m付近から脱渓仙水峠にエスケープしました。なぜか峠にでると僥倖と呼ぶべき快晴に恵まれ拍子抜け。その日は30分下った仙水小屋で酒を飲みノンビリ中日を過ごしました。
丹沢の貴婦人〈サガミジョウロウホトトギス〉
9/19 丹沢の貴婦人〈サガミジョウロウホトトギス〉に出会いに行者ケ岳を訪問してきました。
例年は戸川林道から烏尾尾根を登り、政次郎尾根を降るのが定番でしたが今年は台風10号による林道路面荒廃を考慮して菩提峠から表尾根のピストンにしました。
ちょうど行者ケ岳に登頂したタイミングでガスが上がってきて周囲は真っ白に。
今回の期待のもう一つでもあるフォッサマグマ要素の〈ビランジ〉は今年は割愛として下山。
ヤマハギやフジアザミ、イワシャジン、ヤハズハハコなどたくさんの初秋の草花にも出会え、菩提峠のイロハモミジも少しだけ色づき始めているのを確認しました。
9月誕生月山行
9月誕生月山行は、天覧山、多峯主山でした。この日は残暑厳しく修行山行となりましたが、途中冷たいコーヒーの差し入れ、多峯主山山頂では、ウェルチのグレープジュースとドーナツで誕生月をお祝いしました。
帰りはドレミファ橋を渡り入間川に寄り道、川そばの涼風に癒され、水浴びされる方も。
途中解散後、居酒屋組とかき氷組に別れそれぞれ楽しみました。畑屋と言う東飯能の店は由緒正しい店で以前はうなぎ屋さんでしたが、一旦閉店この春からかき氷屋さんとして再オープンしました。
天然水をゆっくり冷却して凍らせたかき氷は絶品。抹茶も野点して本物の抹茶をかき氷にかけて食べました。
三頭山から奥多摩湖は【キノコの山】
9/5 都民の森から三頭山、ヌカザス尾根経由、奥多摩湖・麦山浮橋を歩いてきました。
東京近郊の山の下見として、歩き易い良いコースです。
そして色とりどりのキノコがいっぱい。
「わ~!可愛い~!」となかなか前に進めず…予定のバスに乗りそこなってしまいました。
あと2時間近く待たなくてはいけないのか?? 久しぶりにヒッチハイクでもするか?? と無謀な話し合いをしながら歩いていたら、他の路線のバスに出会い温かく乗車させてくれました。
ちょっと長めの一日に大満足でした。
【入笠山】アケボノソウ林道わきに自生する
9/4 初秋の入笠山を歩いてきました。
一年を通じてどの季節も防鹿柵に囲まれた入笠湿原は色とりどりの草花が咲き競っています。
今回もエゾゴマナ・アキノキリンソウ・エゾリンドウ・マツムシソウ・ワレモコウ・サワギキョウ・ウメバチソウ・・・etc. 山栗のイガイガもシロオニタケも可愛い。クジャクチョウはゴージャス。
そして大阿原湿原から沢入への林道脇のアスファルトの隙間にはアケボノソウが自生していました。
あまりにも立派な株の群生でビックリでした。
奥多摩 越沢バットレス
早出川にある大スラブ登攀の計画が間近となったので、事前訓練の場として越沢バットレスに足を向けた。バットレスの高さは80mと本格的なマルチピッチの練習ができる場。自分の力量では不安を感じるルートが多いなか、心強いパートナーの参戦で充実した一日となる。
今回一番恐怖を感じたのは右一般ルートの3ピッチ目。高さ60m付近のスラブ帯をリード中での出来事。上部の支点にヌンチャクを掛け、上を見上げると5m先に大きな蜂が飛んでいた。最初は一匹だったが、そのうち偵察バチが何匹もブンブン飛び始めた。こちらが動くとお尻から液体のようなものを噴射威嚇し始めた。これはやばいとビレイヤーに報告。支点を作成し刺激しないよう静かに懸垂下降した。いま振り返ると身動きができない場所でなく本当によかったと思う。
朝別パーティーから「あそこに巨大なスズメバチの巣があるの見えますか」と言われた。
木星の表面のような巨大な巣がぶら下がっているのは確認したが、右ルートにもあるとは知らずの出来事だった。帰宅後ネットで検索したところ、9月初めに同ルートで蜂にボコボコされたとの記録があった。そのまま攀じ登らず本当によかった。
昼食後別ルートで沢靴にラバーを装着し登攀に勤しんだが、強烈な日差しに負け14時過ぎに撤収した。
帰路干からびた体を潤すため別のトレーニングが始まり徐々に細胞が溶かされた。当パーティーはその後電車を行ったり来たり。乗り過ごした先での飲み直し。「軽く一杯」が恒例のガップリヨツとなり、まさに「泣きっ面に蜂」状態で深夜の帰宅となった。